カバー工法とは
既存の屋根はそのままに、その上から新しい屋根を設置する工法です。重ね葺きともいいます。
カバー工法にはいくつか特徴があり、近年施工件数が増えています。
カバー工法のメリット
コストが抑えられる元の屋根の撤去費用がかからないので、全体的なコストを抑えることができます。 |
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性能が上乗せされる既存の屋根材の上に重ねるので、断熱・防音・防水性が向上します。 |
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工期が短い屋根の撤去等、葺き替え工事と比べて工数がかからないので工期が短くすみます。 |
カバー工法のデメリット
上から重ねる分重量が増すため、家の強度が十分でないと工事ができないケースがあります。また、屋根が重くなる分重心がやや上がるため、大きな地震が起こった際に揺れが大きくなることが考えられます。
カバー工法に向いていない屋根
瓦屋根
屋根材に厚みや波があるので、カバーする金属屋根をしっかり固定することができません。
劣化が激しい屋根
既存屋根の下地が劣化していると、そこを補修する必要があります。劣化の被害が内部にまで進行している場合、そのままカバー工法を行うと、後々になって二重に屋根を剥がして補修を行わなければならず、かえって手間がかかりトータルでのコストもかさんでしまいます。
カバー工法の流れ
STEP.1 板金の撤去と清掃
STEP.2 ルーフィング(防水シート敷設)
STEP.3 屋根材取付
STEP.4 廃材撤去
STEP.5 完成・お引渡し
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